遅ればせながら『リファクタリング』

リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック (Object Technology Series)

うーむ、もっと早く読むべきでした。まだ半分も読んでませんが、説明が簡潔で無駄なところがなく、それでいてわかりやすいです。各種リファクタリングの使いどころも書かれているので、実戦でコードを分析するときにひとつの指標にできます。読んでると、現在のプロジェクトに対する改善のヒントがいろいろ浮かんできて楽しいです。

「リファクタリング」という言葉に慣れ親しんでいるつもりだったし、現場でもリファクタリングをしている気になっていました。が、実際は本書にあるような体系化された手順を踏まずに「なんちゃって」な修正をしていたことを痛感しました。反省。「修正過程で新しいバグを埋め込むんじゃないか」とビクビクしながら作業してたのがアホみたいです。

それとこの本の1章にある「リファクタリング-最初の例」は、手続き型ライクな実装からオブジェクト指向らしい実装に修正していく過程が見て取れるので、オブジェクト指向がピンとこない初級者にオススメな気がしました。
3年目にしてようやくチームに後輩が来たので、この第1章の例を読んでもらおうかと思っています。