オブジェクト指向 ロール・ステレオタイプ

先日購入した「Object Design」を少しずつ読んでます(英語に慣れないんで1日2,3ページがやっとです)。
4ページにオブジェクトのロール・ステレオタイプ(Object Role Stereotypes)という、オブジェクトが果たすロール(役割)の典型が書いてあり、これが結構「ほほう!」と思わせられる端的な説明で気に入ってます。
ロール・ステレオタイプには次の6つがあるとのことです。

  • Information holder(情報保持役:情報の保持と提供をする)
  • Structurer(構成役:オブジェクト間の関連を維持する)
  • Service Provider(サービス提供役)
  • Coordinator(コーディネイター:イベントを他のオブジェクトに委譲する)
  • Controller(コントローラ:判断決定と、他オブジェクトのアクションの方向付けをする)
  • Interfacer(インターフェイサ:システム内の別パート間にて、情報変換とリクエストをする)

確かにオブジェクトのロールはこれらのいずれか(または複数)に大別できる気がしたので、なるほどと思いました。この中で馴染みがあるのはControllerくらいだったのですが、ステレオタイプとして名前がつけられることで、ロールの分析と整理がしやすくなった感があります。