自分のツボ

サンシャインクリエイションでの収穫がコチラ、「ムサシノ工務店」さんの廃墟紀行です。


ムサシノ工務店 (奔別炭鉱や松尾鉱山の写真を多数公開されています)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~rutakebe/
http://blog.livedoor.jp/komuten/


廃墟といっても暗く退廃的なイメージはなく、ムサシノ工務店さんが収録しているものはどれもが美しいんですよ。緑に沈む朽ちた建造物と澄み切った青空のカットには、もう何度となく心を奪われました。観てると、風の音が聞こえてくるんですよ。室内の写真も、誰もいない部屋に窓から差し込む光がまたたまらない。

廃墟の美しさってなんだろう。日曜からずっと日記に書こうとしてるんだけど、全然言葉にできない。

毎度毎度断片的な言葉しかいえないんですが、自分は廃墟に対して「健気さ」のようなものを感じてしまうんですよ。
人に捨てられても、ずーっとその当時の姿を残しつづける。誰にも振り向いてもらえなくても、廃墟はちゃんと人の記憶を遺し続けている。そんな「健気」な姿を想い描いてしまうんですよ。


ベタなところで言うと、ラピュタで、誰もいなくなってもずっと庭園の世話をし続けるロボットに対して感じる健気さも同質のものかなと。



みたいなことをサンクリから帰ってから写真観て考えてたら、涙が出ました。いやマジで。